スーズは1889年にフランスのフェルナン・ムローが友人のアンリー・ボルトと共同で開発したビター・アペリティフで、主原料はゲンチアナ(Gentiane)、野生りんどうの一種です。
フランスの中央部オーヴェルニュ地方の火山台地を主に、ジュラやノルマンディ地方の高地に自生し、成長には、20年もの月日を要するもので、収穫は初秋の時期だけとのことです。
この貴重なゲンチアナの根(外見は朝鮮人参に似ている)をパリ郊外のクレティーユにある蒸留所に集荷、細かく砕いて数ヶ月間、中性スピリッツに浸漬します。この液の一部を蒸留し、残りは抽出を続け、そしてこの2種類のアルコール液をブレンドし、これにバニラ、オレンジのほかに3種類の香草を入れて熟成させ、砂糖、水を加えて製品化します。
その風味はゲンチアナから生まれる独特の苦みの中にも爽やかさが感じられ、適度な甘さでユニークな味わいをもたらしています。
スーズという名前は開発者ムローの義妹・スザンヌ(Susanne)の愛称からきています。第二次大戦後、業績は低迷しましたが、1965年にペルノ社の傘下となり復調。
消化促進の効能があるといわれるスーズは、「アペリティフ」として広く親しまれています。
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